令和7年度 質量分析装置維持管理情報交換会を開催
―技術職員のネットワーク構築と高度化を目指して―
令和8年2月6日(金)、東海国立大学機構コアファシリティを主会場として、「令和7年度 質量分析装置維持管理情報交換会」が開催されました。
開催の背景と目的
本会は、大阪大学大学院理学研究科の技術専門職員・戸所 泰人 博士が発起人となり発足した「技術人財育成会 MS(質量分析)グループ」が中心となり企画されたものです。 単なる技術習得に留まらず、日本全国の大学・研究機関で質量分析計を運用する技術職員が、組織の枠を越えて知見を共有し、共に成長する「オールジャパンの技術職員人財育成」を目的としています。本開催は、大学連携研究設備ネットワークの主催、およびマテリアル先端リサーチインフラ(ARIM)の共催により実現しました。
多彩な視点による施設見学と技術交流
当日は、北は北海道大学から南は琉球大学に至るまで、全国から志を同じくする技術職員約20名が集結しました。一行は大学の枠を越え、名古屋市立大学共用機器センターをはじめ、名古屋大学の医学部・工学部・理学部・農学部の各部局の共通機器室を精力的に視察しました。現場では、各施設に導入されている多様な質量分析装置を前に、担当者から装置のコンディション維持、故障時の対応、利用者への技術相談のノウハウなどが詳細に説明されました。また、参加者からは、日常の業務で直面する技術的課題や、より高度な解析手法に関する質問が相次ぎ、その場で即座にディスカッションが始まるなど、極めて熱量の高い相互交流が行われました。
総合討論:技術支援の未来を拓く
プログラムを締めくくる総合討論では、個別の技術論を越え、「研究支援機関としての組織的対応」や「ステークホルダーとの適切な関係構築」といった、広範かつ本質的なテーマが扱われました。 技術職員が単なる「機器のオペレーター」ではなく、研究のパートナーとしていかに価値を提供し、組織内でのプレゼンスを高めていくべきか、各機関の事例を交えた闊達な議論が展開されました。
今後の展望
本学コアファシリティがこのような全国規模の研鑽の場を提供できたことは、次世代の技術支援人財育成のあり方を牽引する上で、極めて意義深い一歩となりました。 当機構は、今後も全国の研究支援組織や技術スタッフとの強固なネットワークを維持・発展させ、日本の科学技術基盤を支える技術人財育成の取り組みに、より一層寄与してまいります。









【記事作成・問い合わせ先】
国立大学法人 東海国立大学 統括技術センター
広報担当 松浦 彩夏
cfa[at]tech.thers.ac.jp ※[at]を@に変えてご使用ください