【開催報告】保育園児が岐阜大学農場にて芋ほりを体験しました(2022年10月18日)

【開催報告】保育園児が岐阜大学農場にて芋ほりを体験しました(2022年10月18日)

令和4年10月18日(火)岐阜大学農場(岐阜市柳戸)に、学内保育園「ほほえみ」の園児が芋ほり体験にやってきました。担当スタッフ7名の手助けを受けながら、小さな手でさつま芋「紅はるか」を懸命に掘り起こす姿が秋晴れの空と畑に映え、とても印象的でした。

サツマイモ畑は、園児がスムーズに芋を掘り出せるよう、事前に準備されていました。前もって葉と蔓を綺麗に切り払い、畝全体に被せてあったマルチと呼ばれるビニールシートを剥がす、そして当日朝に、スタッフが畝の両脇をスコップで掘り起こし、幼児の力で芋を引き抜けるよう、土を解していました。

保育士の先生に手を引かれ、揃いの帽子に長靴姿でやってきた園児たち。先ずは並んで「よろしくおねがいします!」と元気一杯の声でスタッフに挨拶をしました。園児たちが畝の両脇に並んだら、熟練スタッフが芋掘りをやって見せました。

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畑にやってきた園児たち
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スタッフが掘り起こし園児が引っ張る

(今回の芋ほり手順)
1 畝に残してある蔓を目印に芋を探す。
2 掘って芋の株全体が見えてきたら蔓の根元を掴む。
 (全体が見えない状態で引いてもうまく抜けないのです)
3 ゆっくりと株ごと地中から引き抜く。

スタッフが大小複数の芋と細い根が方々に伸びた株を1つ掲げると、固唾をのんで見ていた園児たちから「わーっ、お芋だ!」と歓声があがりました。

いよいよ園児が芋ほりに挑戦です。今年初の土と触れるイベントということもあってか、緊張している園児が多かった、と先生が話してくださいました。しかし、スタッフの助けを受けつつ、何とか自分で引っ張り出すことに成功すると、園児は大興奮。沢山の芋がぶら下がった重たい株を持ち、先生やスタッフに得意げに見せていました。

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一株に複数芋と細い根がたくさん
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根や土を取り除いたら重さを計ります
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だんだん楽しくなってきた
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職員さんもせっせ
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とれたて新鮮なお芋

篭に集めた芋からスタッフが土や根を綺麗に取り除き、重さを計って、大きくて傷のないものを仕分けます。収穫した芋はお土産として園児が持ち帰るとともに、保育園の給食にも使われるそうです。

今回芋ほり体験を通して、園児が土と触れ合うことを楽しむとともに収穫体験を通して食に関心を持ってくれることを願っています。このプログラムの企画・準備・実施に尽力された技術職員の皆さん、お疲れ様でした!

開催日時:令和4年10月18日(火)10~11時
会場:岐阜大学応用生物科学学部付属岐阜フィールド科学教育研究センター
担当スタッフ:(技術職員)酒向隆司、矢野宗治、古川真一、野原千恵子、細江重男、他4名

【記事作成・問い合わせ先】

 国立大学法人 東海国立大学 統括技術センター
 CFA(生物生体,高度専門技術担当)中西 華代,CFA補佐 松浦 彩夏
 cfa[at]tech.thers.ac.jp ※[at]を@に変えてご使用ください