【参加報告】日本工学教育協会第74回年次大会・工学教育研究講演会で技術職員が発表を行いました(2026年9月2~4日)
令和8年9月2日(水)~4日(金)、岐阜大学にて日本工学教育協会第74回年次大会・工学教育研究講演会が行われ、岐阜大学全学技術センターの技術職員である生田技師、稲川技術職員の2名が口頭発表、紙枝技術職員がポスター発表を行いました。
各職員の発表内容は、下記の通りです。
講義内容を実習に反映した旋削加工実習の改善提案と運用(生田技師)
生田技師は、岐阜大学機械工学科3年生を対象とした機械工学実験実習を担当しています。従来の実習形態について、「学生が講義で学習した理論や知識を実験的に検証する機会が十分ではなく、講義内容と実習内容との関連性も明確ではないのではないか」との思いから、旋削加工実習の教育改善を検討しました。
今回の発表では、実習後に学生が作成したレポートの定性分析結果を共有し、学生の「理解の具現化」について考察を示しました。これを受け、質疑応答では、生田技師自身の今後の取り組み方について高い関心と関連する質問やコメントが複数寄せられました。
大学における溶接作業者を対象とした呼吸用保護具の定量的フィットテストの運用と評価(紙枝技術職員)
紙枝技術職員は、衛生工学衛生管理者として、日々岐阜大学の教育・研究現場における安全な環境づくりに努めています。今回は、岐阜大学柳戸地区の産業医との共同発表として、呼吸用保護具のフィットテストの運用と評価についてポスター発表を行いました。これは溶接作業担当者の労働安全衛生を確保するうえで大変重要な取り組みです。また、マスクの装着が作業の妨げとならないよう、適切な着用方法を共有することも必要です。
紙枝技術職員は「研究環境において、作業効率やスピードを求めた結果、保護具の使用がないがしろにされることのないよう、明確な制度づくりや周知活動を引き続き行っていきます」と、業務の継続について決意を述べました。
小学生向けものづくり体験学習における達成感の構造と学習ニーズへの対応(稲川技術職員)
稲川技術職員は、岐阜大学工学部 ものづくり技術教育支援センターが毎年開催している、小学生を対象とした「ものづくり体験学習」について発表しました。ものづくり体験学習では「実際に自分の手を動かし、ものを見て、触れて、つくる体験を通じて工学や機構学、そしてものづくりそのものへの興味・関心を育むこと」を基本的なテーマとしており、体験学習の題材選び及び運営は、稲川技術職員を含む技術職員5名が持ち回りで担当しています。
稲川技術職員は、2026年度の体験学習の実施に際して、過去の体験学習のアンケート結果をもとに改善をはかったことを説明しました。「題材の難易度をすべての参加者に合わせることは難しい」と語る一方、参加人数を少数に制限していることを活かし「事前調査を徹底する等今後も多様な視点から、参加者がものづくりを通して学習を楽しめるような企画の立案・運営に取り組んでいきたい」と発表を締めくくりました。
技術職員が教育関連の講演会という貴重な発表の機会を通じて得た学びや気付きを今後の業務に生かし、専門分野でのさらなる知識・技術支援につなげていくことを願っています。
発表者:(岐阜大学技術職員)生田智大、紙枝良輔、稲川真太郎
岐阜大学全学技術センター:https://tcgu.gifu-u.ac.jp/
岐阜大学工学部ものづくり技術教育支援センター:https://www1.gifu-u.ac.jp/~tech2/index.html
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国立大学法人 東海国立大学機構 イノベーションコアファシリティセンター
広報担当 松浦 彩夏
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