コアファシリティ重点運用機器 AVANCE NEO 500

核磁気共鳴装置(固体NMR・溶液NMR)

avanceneo500

Index

装置の構成

装置の構成

分光器
AVANCE NEO 500
導入年度
2021年
メーカー
Bruker, Corp. (MA, USA)
型式
プロトン共鳴周波数
500.13 MHz
周波数範囲
5 - 1280 MHz
周波数分解能
0.005 Hz以下
チャネル
500 W /500 W
周波数範囲
180 - 500 MHz /15 - 500 MHz
出力切り替え時間
12.5 ns以下
中間周波数
1.852 GHz
マグネット
Ascend 500
導入年度
2021年
メーカー
Bruker, Corp. (MA, USA)
型式
ASCEND500SB
性能
磁場強度
11.74 T
磁場ドリフト
ロック時 0.1 Hz /h 以下
室内ボア径
54 mm
He充填間隔
180 day 以上
5Gライン
0.6 m /1.2 m
外部磁場変動対策
EDS搭載

測定

依頼測定のみ対応(直接利用不可)

データ解析(利用可能なソフトウェア)

ソフトウェア名
概要
TopSpin 4.1.3
質量分析計から取得したデータの視覚化・簡易的な解析等
Dinamics center
定量解析用ソフトウェア

 

本機器で測定されたデータを解析するための解析ソフトウェア利用はすべて無償です。

本機器の利用と無関係なデータ解析ソフトウェアのみのご利用には、利用料金を申し受けます。
※原則として、解析は依頼者の方に行っていただきます。

利用可能なプローブ

検出器
形状
核種
勾配磁場強度
温度範囲
iProbe CPMAS
4 mm
固体
1H, 19F, 31P - 15N
-80 ~ 200℃
iProbe HRMAS
4 mm
半固体
1H, 13C, 2H
50 G/ cm
-20 ~ 80℃
1.3 mm DVT
1.3 mm
固体
1H, 19F, 31P - 15N
-30 ~ 70℃
iSmart Probe
5 mm
溶液
1H, 19F - 199Hg, 17O - 109Ag
50 G/ cm
-150 ~ 150℃
DIFFBB
5 mm
各種
1H, 9F, 31P - 15N
1,700 G/ cm
-40 ~ 150℃

測定するサンプルに合わせ使用するプローブ(検出器)条件(固体/液体/半固体、測定対象核、使用する測定パラメーター、測定温度、積算回数等 )をディスカッションの上詳細を決めてその条件に合わせて測定を実施します。

測定室に備えたプローブを著しく汚染または消耗する、若しくはプローブを破損する恐れのある成分を含む試料や測定条件での測定をご希望される場合は、別途プローブ料金を申し受ける場合があります。

測定事例

利用料金

  • 特定部局料金 ¥3,500 / hour

    東海国立大学機構内の特定部局を対象とした料金です。

  • 機構内料金 ¥4,900 / hour

    東海国立大学機構内の組織(岐阜大学・名古屋大学)を対象とした料金です。

  • 機構外料金(非営利) ¥26,300 / hour

    東海国立大学機構外の教育・研究機関(大学・高専等)や公的試験研究機関等を対象とした利用料金です。

  • 機構外料金(営利) ¥31,700 + 技術料 / hour

    民間企業等を対象とした利用料金です。
    ※法令上の非営利組織(社団法人・財団法人等)でも、教育・研究機関や公的試験研究機関等に該当しない場合はこの料金が適用されます。

サンプル測定の条件等に応じて測定に要するコスト(機器稼働時間・溶媒等の消耗品使用量)が変わるため、1サンプルごとの測定料金ではなく、1時間ごとの測定料金を設定しています。ご利用の際は、以下の「利用方式」に基づいた料金の見積をお出しいたします。

利用方式

通常利用(測定代行)

測定条件

液体クロマトグラフの分離条件(測定に使用するカラム・溶媒・グラジエント・サンプル導入量等)と、質量分析装置の測定条件(測定質量範囲・MS/MS条件等)を詳細にご指定いただき、その条件に基づいて測定を行います。

データ解析

データの解析は、全て利用者様で行っていただきます。(濃度測定依頼を除く) 担当スタッフによるデータ解析を希望される場合は、別途料金を申し受けます。

有償トライアル測定

測定が困難若しくは測定事例が少ない試料の場合は、試料の測定可否を判断するトライアル測定を実施します。発注いただく場合やトライアル測定のデータをご利用になる場合は、トライアル測定のコストを見積に含めさせていただきます。

謝辞記載

得られた結果を論文・紀要等に掲載する際は、謝辞に記載いただくようにお願いします。謝辞例文はこちらをご参照ください。

データ異常時の対応

サンプルの成分に起因しない機器のトラブルやサンプルの取扱いの誤りによって必要な測定ができなかった場合、無償で再測定いたします。それらの不備が無い場合は、測定の成否に関わらず料金をお支払いいただきます。

課題解決・共同研究型利用

試料調製条件・測定条件・データ解析等

測定を検討されている試料のご依頼いただいた試料の前処理方法(抽出・精製等)や、最適な測定条件について、トライアル測定等を行い利用者様と担当スタッフがディスカッションをしながら、共同で文献調査、データ解析、論文の実験項執筆等を行う形式の利用です。

トライアル測定・測定条件検討

トライアル測定に加え、最適な測定条件を探索するための条件検討を無償若しくは割引料金で実施します。

測定前後のサポート

測定が成功する、若しくは、より最適な委託先をご紹介する等、可能な限り実験が一段落するまで研究支援します。

謝辞記載・authorship検討

謝辞記載に加え、貢献度に応じて、共同研究を担当したスタッフのauthorshipをご検討いただく必要があります。

試料調製

試料前処理の調査・条件検討は共同で実施しますが、試料前処理の委託はお受けできません。試料の準備は、全て利用者様の責任で行うようにお願いします。

利用条件の比較
通常利用(測定代行) 
課題解決・共同研究型利用
トライアル測定
有償
無償若しくは割引
利用料金
必要
必要
測定条件検討
なし
あり
謝辞記載について
担当スタッフのauthorship検討について
不要
必要

場所

名古屋大学農学部A館東棟077号室(NMR室)

装置担当者

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装置担当者/担当CFA

沢田 義治
博士(農学)/技師

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担当CFA(副)

髙濵 謙太朗
博士(理学)/技師

問い合わせ先

お問い合わせフォーム https://www.tech.thers.ac.jp/inquiry/

メールアドレス    cfa[at]tech.thers.ac.jp ([at]を@に変えてお使いください)